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圧巻。

評価:
宮部 みゆき
新潮社
¥ 900
(2004-06-29)

直木賞受賞作。
とある高級高層マンションで一室で4人が殺害された。
しかし彼らは、そこに住んでいたはずの家族ではなかった。
そんな中、その事件で指名手配されていた男が逮捕される。
彼は本当にこの事件の犯人なのか。そして殺された4人は何者なのか−。

都会の隣人不干渉、現代社会の怖さ、さまざまなものが見えてくるサスペンスでした。
事件は事後のこととして、物語は記事の客観的な語り口で進む。
事件の目撃者、被害者の家族、容疑者などへのインタビューを出していきながら
この事件の真相を追う、という今までの宮部作品にはあまりない書き方でした。
小説、というか事件の報告書とか調書を読んでいく感覚。
客観的だからこそ、生々しく、それぞれの心理が伝わってくる。これがよかった。
この作品映画化してます。
登場人物がこんなに多いのに映画化して大丈夫なのか・・・?
小説から入りづらいと思われた方は映画の方を見てはいかがでしょうか。

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